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【株式会社モスフードサービス】SNSを起点としたデジタルマーケティングの取り組み

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「売上貢献度を可視化するための計算式を組んでみたところ、数千〜数万個レベルの販売につながったキャンペーンもあると伺っています。」

日本全国に約1,300店舗を展開し、多くのファンに親しまれている「モスバーガー」を運営している株式会社モスフードサービス。

2018年よりWOWOWコミュニケーションズとともに、SNSを中心としたキャンペーン施策や動画コンテンツの制作を進めてきました。

「マーケティング全体の設計の中で、SNSをどう位置づけ、どう活用していくかが今後の大きなポイントだと思っています。」

なぜ、SNS施策やクリエイティブ制作のパートナーとしてWOWOWコミュニケーションズを選び、どのように現場で活用されているのか?

SNSを起点としたデジタルマーケティングの取り組みについて、マーケティング部の小野沢様、そして、采女様に伺いました。

印象に残っている企画は?

━━━お二人の業務領域について教えてください。

小野沢様

私のチームでは新商品のプロモーション、SNS、メディアを担当しています。また、同じ部内の別チームでネット注文のアプリを担当しています。

プロモーション企画を立てる中で、SNSの活用方法やキャンペーンの具体的な展開について日々検討・実施しています。 メディアに関しては、デジタルとテレビの両方を担当しています。

所属部署は2025年7月時点

采女様

主にSNS(X、Instagram、TikTok)の運用ディレクションが担当業務です。XプレゼントキャンペーンなどのSNS施策や投稿企画を考え、実際に投稿画像制作や縦型動画制作などクリエイティブ業務を行うこともあります。

所属部署は2025年7月時点

━━━当社と一緒に取り組みをした中で印象に残っている企画はありますか。

小野沢様

VALORANTの公式大会でパートナー契約を締結した際に、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)風の動画制作をお願いしました。VALORANTは、eスポーツ界でも特に注目されているキャラクターベースのFPSです。

※FPS(ファーストパーソン・シューター)とは?:ゲームのジャンルの一つで、プレイヤーがゲーム内のキャラクターの視点(一人称視点)で操作するシューティングゲーム

当時、弊社からはかなりざっくりとした依頼をしてしまったのですが…それにもかかわらず、非常にスピーディーに対応いただきました。

撮影から制作まで、すぐに取り掛かってくださり、いい意味で“想像を超えた”ユニークな動画が仕上がったのを覚えています。

こちらの曖昧なオリエンテーションに対しても、意図をきちんと汲み取って、的確に形にしていただけたことが非常に印象的でした。

実行までのスピード感と、柔軟な対応力には本当に助けられましたね。

また「巨大モスチキン寝袋キャンペーン」の企画の際には、別のパートナーがメインで動いていたので、ディレクションが難しかったかと思います。

そのような相関図の中でも、撮影用のコンテをご提案いただいたほか、全体のコミュニケーション設計についても「こういう流れで展開していくとよい」と、具体的な方向性をご提案いただきました。

それを実際にビジュアルに落とし込むところまでご対応いただき、おかげで非常に盛り上がる企画になったと記憶しています。

なぜ、WOWOWコミュニケーションズなのか?

━━━当社サービスを継続してご利用いただいている背景や理由を教えてください。

小野沢様

これまでのキャンペーン運用において確かな成果を積み重ねていただいており、その実績に大きな信頼を寄せています。

また、常に丁寧かつきめ細やかなご対応で、安心して進行をお任せできるためです。

━━━ありがとうございます。成果を実感された事例があれば教えてください。

小野沢様

Xのトレンド入り施策を、当時前任の方がご担当されていた際に御社へ依頼しました。弊社としても潤沢な予算があるわけではなく、限られた中での取り組みだったのですが、非常に成果が出た事例です。

実は、他の代理店さんからは「数百万円ほどかけないとトレンド入りは難しい」と言われていました。

ただ、御社にご相談したところ、半分以下の予算でトレンド入りを実現できました。しかもそれが一度きりではなく、その後も何度もトレンド入りすることができ、再現性のある施策として今も続いています。

最初に低コストで成果が出たことは非常にありがたく、御社と共にアイデアを出しながら「時間を絞る」「事前告知を入れる」といった工夫に取り組めたことが成果に繋がったと感じています。また、他社事例の共有なども含め具体的なアドバイスをいただいた点も非常に参考になりました。

「予算的には難しいかもしれないね」と社内で話していたところだったので、非常に助かりました。今では弊社にとっての強みのひとつになっています。

采女様

もともとは「トレンド入り」が主な目的でしたが、現在ではしっかり売上にも貢献していることが分かっています。

最初にトレンド入りを果たしたのは、2023年9月に発売した「月見フォカッチャ」のキャンペーンでした。その日はちょうど、世間的にも有名なスマートフォンの新製品発表と重なっていたのですが、それを上回ってトレンド1位を獲得するという、非常にインパクトのある結果となりました。

そこから本格的にトレンド施策を続けていく中で、単なるトレンド入りを目指すだけでなく、「実際に売上にどれだけ寄与しているのか?」という視点でも見るようになりました。

自分で売上貢献度を可視化するための計算式を組んでみたところ、商品にもよりますが、数千〜数万個レベルの販売に貢献しているケースも確認できました。

これまでSNS施策がどの程度売上に影響しているかを明確に報告するのは難しかったのですが、この実績はそうした点でも非常に大きな手応えを感じた取り組みでした。

━━━様々な広告代理店がある中、他社と比較した際に弊社が優れているポイントがあれば教えてください。

采女様

他社と比べても連絡のレスポンスが非常に早いなと感じています。緊急対応が発生した際に他社さんはなかなか電話が繋がらないこともよくあるのですが、御社はすぐ電話に出てくださいますし、助かっています。

直近でいうと、Xに関して急な仕様変更が施行された際に様々な問い合わせに対して、回答を早くいただいたことで、弊社内の対応も早く考えることができるので大変助かりました。

企画に関しても遅延もほとんどなくスケジュール通り動いているなと感じています。

━━━御社ではクリエイティブにおいて、采女様ご自身で制作もされるケースと、弊社にご依頼頂くケースがあるかと思います。弊社にご依頼頂く際の判断基準について教えてください。

采女様

専門的な知識やスキルが求められるかどうかを基準に切り分けています。

たとえば、より“リアル感”のあるクリエイティブ、たとえば一般の方がスマートフォンで撮影したような親しみやすい投稿については、社内でも制作可能なため、積極的に制作を行っております。

実際に近隣の店舗に行って自分たちで撮影を行うこともあります。

一方で、カメラマンのように写真のプロフェッショナルが必要になるケースもあります。具体的には、宣材写真や商品の魅力をより美しく見せたい時、または世界観をしっかり作り込みたい場合には、御社に依頼しています。

今後、デジタルマーケティングはどうしていくべきか?

━━━今後、どのようなデジタルマーケティングを展開していきたいとお考えですか?

小野沢様

これまでは「新商品」を中心にプロモーション施策を展開してきましたが、それだけでは不十分だと感じています。現在は「通年課題」に対して、より重点的にデジタルマーケティング領域で取り組むようにしています。

例えば「お昼以外の売上増」や「若年層の取り込み」といった、長期的に向き合うべき課題に対して、どうアプローチしていくかが、デジタルマーケティングの大きなテーマとなっています。

そうした課題解決に向けて、企画を立てたり、SNSを活用したプロモーションを実施したりといった取り組みを進めているところです。

采女様

SNSはあくまでマーケティング全体の中の一つのツールにすぎないと考えています。そのうえで、SNS単体で取り組んでも、どうしても表面的な施策や小手先のテクニックにとどまってしまう部分があると感じています。

だからこそ、マーケティング全体の設計の中で、SNSをどう位置づけ、どう活用していくかが今後の大きなポイントだと思っています。

売上などへの貢献を含め、より本質的な価値を生むようなSNSの使い方ができればと考えています。

━━「通年課題に対するマーケティング」において、弊社より「こんな支援があるとさらに良い」「こういう提案があったら嬉しい」といったご意見やご要望があればぜひ教えてください。

采女様

他社でのSNS運用における成功事例を共有していただけると非常に参考になります。

また、XやInstagramの最新アップデート情報など、投稿設計に活かせる知見をご共有いただけるとありがたく思います。

お客さまが楽しんでいただける施策があれば、ご提案いただきたいです。

また、さまざまなパートナーさんからご提案をいただく中で、他社事例をベースにした内容も多くあります。ただ、実際には「うちではそれは難しいな」というケースも少なくありません。

だからこそ、弊社の事情をよく理解してくださっている御社には、今後も背景を踏まえたご提案をいただけると助かります。

よりリアリティをもって受け止められますし、社内での具体的な検討や、さらなるアイデアの広がりにもつながります。

また、以前のVALORANT施策のように、ちょっとクレイジーな提案も時にはいただけると、緩急のある面白いプロモーションになるのではないかと期待しています。

小野沢様

御社に期待している点としては、やはり長くお付き合いしているということもあり、弊社の立場に立ったうえでの「こういうのがいいですよね」といったご提案です。

弊社のブランドや商品の特徴を理解した上で「こういうことができるのでは?」「こういうコミュニケーションが合っているのでは?」といった、より的確な提案をしていただける存在だと思っています。 今後もこうしたご提案をぜひ期待しています。

※お電話でのお問い合わせ | 0120-808-434

この記事を書いた人

猪越 みなみ

2023年WOWOWコミュニケーションズ入社。 過去カスタマーサポート、BPO業務のソリューションセールスに従事。 現在は、営業の経験を活かし、BtoBマーケティング領域の営業企画を担当。

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